ユーザーとGoogleに失望されないブログタイトルと本文の書き方
ブログを更新する際、キーワードを盛り込むことが大切ということは知っていると思います。
そのせいか、タイトルや本文にキーワードをやみくもに盛り込んでいるブログを散見します。
SEO対策として行っているのかもしれませんが、そのような記事はユーザーにもGoogleにも評価されることはありません。
なぜなら、タイトルと記事本文は整合していなくてはならないからです。
基本中の基本ではありますが、ブログタイトルと記事本文の整合性についてご説明致します。
既にそのことを心得ている担当者さんも、確認を兼ねてご一読頂けたらと思います。
目次
なぜタイトルと本文の整合が必要なのか?
なぜ記事にキーワードを盛り込むかというと「そのキーワードで検索したユーザーに見つけてもらうため」という狙いがあると思うのですが、「その記事は誰向けに書いているのか?」ということを常に考えなくてはいけません。
SEO対策はキーワードを盛り込めばいいという単純な話ではありません。
Googleが掲げる10の真実はご存知ですか?
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。
これはSEOについて示していることではないのですが、SEOは主にGoogleの検索結果に対して施す対策なので、Googleのポリシーに従う必要があります。
「ユーザーの利便性を第一に考えている」とあるように、やみくもにキーワードを盛り込んだブログ記事がユーザーの利便性につながることはありません。
大切なのはSEO(Google)向けに対策するのではなく、ユーザー向けに対策することを考えなくてはいけないということです。
タイトルと本文が整合していない例
ここでタイトルと本文が整合していないブログ記事の例を挙げてみます。
タイトル:秋田市のホームページ制作会社○△□株式会社です
本文:秋田市のホームページ制作会社なら〇△□株式会社にお任せ下さい。
こんにちは。
○△□株式会社の営業××です。
昨日はコレアキ(これが秋田だ! 食と芸能大祭典)へ行ってきました。
秋田県内の伝統芸能や、屋台グルメなどが目白押しでした。
まさに秋田の祭典!
お客さんもたくさんいて、これほど盛り上がっているイベントも中々ないなと感じました。
機会があれば角館のやま行事や、鹿角の花輪ばやしに足を運んでみたいと思います♪
秋田市のホームページ制作会社なら〇△□株式会社にお任せ下さい。
【本社】
住所:秋田県秋田市○○○1丁目1-1
電話:018-123-4567
担当:営業××
タイトルが「ホームページ制作をしている会社」となっているのに、本文は「コレアキに行ってきた」ことについて書かれています。
タイトルと本文がまったく整合していないわけですが、ユーザーの利便性は考慮されていませんよね。
この場合、ユーザーにとっては役に立たない情報ですし、Googleにとってもまったく評価に値しません。
<ユーザーの解釈>
- タイトルを見て想像していた内容と異なっている
- 必要な情報が揃っていない
- 失望する
<Google的解釈>
- タイトルと本文が整合していない
- ユーザーにとって価値のあるコンテンツではない
- 検索結果には何の影響も及ぼさない
簡単にまとめていますが、本質はこの通りだと捉えて頂いて間違いありません。
タイトルと本文の整合は、SEOというよりもユーザーにとって大切なのです。
ユーザー>SEOと解釈してください。
ホームページ本体はもちろん、こういったブログもユーザー視点に立ってコンテンツを作らなくてはいけません。
小手先のテクニックは意味がないと思ってください。
また、こういう記事がユーザーの役に立たないのであれば、わざわざ時間を費やして更新する必要もありません。
タイトルと本文が整合している例
では次に先ほどの本文を直してみます。
タイトル:コレアキ2019年で秋田の祭とグルメを堪能してきました
本文:秋田市のホームページ制作会社なら〇△□株式会社にお任せ下さい。
こんにちは。
○△□株式会社の営業××です。
昨日はコレアキ(これが秋田だ! 食と芸能大祭典)へ行ってきました。
秋田県内の伝統芸能や、屋台グルメなどが目白押しでした。
まさに秋田の祭典!
お客さんもたくさんいて、これほど盛り上がっているイベントも中々ないなと感じました。
機会があれば角館のやま行事や、鹿角の花輪ばやしに足を運んでみたいと思います♪
秋田市のホームページ制作会社なら〇△□株式会社にお任せ下さい。
【本社】
住所:秋田県秋田市○○○1丁目1-1
電話:018-123-4567
担当:営業××
このように、タイトルは記事本文を要約したものにする必要があります。
タイトルと関係のない文章は、当然盛り込んではいけません。
ただ、こういった雑記のような記事は以下のような傾向があります。
- ホームページ本体(製品・サービス)との関連性が低い
- ユーザーが本来求めている情報でない可能性が高い
会社や担当者のイメージを伝える狙いとしてはあってもいいと思いますが、検索結果のことを考えるなら対策が必要です。
なぜなら、Googleから以上のように判断されると、サイト全体の評価を低くしてしまう可能性があるからです。
そのことを考慮するなら、こういう記事はnoindexを設定してgoogleに記事の存在を知らせないようにすると有効的です。
「評価の低い記事をクロールさせない」「そもそも質の低い記事を設けない」こういった積み重ねがサイト全体の評価につながります。
アクセスの集まっていない(読まれていない)記事はバッサリ削除するメンテナンスも大切です。
正しいやり方で進めなければ逆効果に
こういう書き方でブログ記事を更新している企業様が少なからずいて「なぜだろう?」と疑問に思っていました。
恐らく「こういうやり方がSEOに有効的だよ」と、どこかで誰かが流布したのが始まりで「それに対しての検証がないまま続けていた」という背景が考えられます。
少し調べれば分かる基本なのですが、WEBに対して課題感を持っていなければ問題を問題として認識できないことの表れではないでしょうか。
せっかく時間と労力を費やしてブログを更新しても、正しいやり方で進めなければ逆効果になってしまうことは往々にしてあります。
問題を問題として認識できなければ、その問題に気が付くきっかけがないまま時が経っていきます。
そうならないためにも、今行っている当たり前の取り組みを検証してみることが大切です。